“確認”と“確認型応答”の違いについて

初めてこのページにいらした方にも分かりやすいように「そもそも」から説明します。

◆コミュニケーションとは「複数の人間や動物などが、
 感情、意思、情報などを、受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと」で、
 「意思(の)疎通」と翻訳されています。

◇言葉を介するか否かで
 言語的コミュニケーション(バーバルコミュニケーション)と
 非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)とに 
 大別されます。

◆このブログでご紹介する話の聴き方のコツ<対話法>は
 言語的コミュニケーションにおいて行われる
 相手の発言に対する応答を2つのタイプに分類しました。

◇自分(応答者自身)の考えや気持ちを言うことを【反応型応答】(省略表示H)
 相手が言いたいことの要点を、相手に言葉で確かめることを【確認型応答】(省略表示K)
 と名づけています。

◆【反応型応答】とは、たとえば
 同意・否定・評価・批判・意見・指示・「なぜ~?」という質問・激励・など、
 つまり、自分が言いたいこと、自分を主体にした言い方です。

◇聞き手が理解したことや受け取った内容などを
 「こう理解していいですか、こう受け取っていいですか」という気持ちを込めて
 相手に確認することを【確認型応答】といいます。

◆【確認型応答】は、今まで私たちはあまり意識してこなかった応答なので、
 しばしば確認すること自体と混同してしまいます。
 そこで、【確認】と【確認型応答】の違いを解説しておきます。

例題
発言:子ども「このあいだのテストの点、あまりよくなかったんだ」

応答1: 親 「もっといい点を期待していたんだね」      応答の種類は ーK
応答2: 親 「いつも遊んでばかりいるから、当たり前だよ」 ーーーーーーーーH
応答3: 親 「せっかく頑張ったので、悔しいんだね」 ーーーーーーーーーーーK
応答4: 親 「気にすることはないよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーH
応答5: 親 「ところで、何点だったの?」ーーーーーーーーーーーーーーーーH

応答5はテストの点数を確認しているので【確認型応答】と答える方がいらっしゃいます。
親の立場で「あまりよくなかったテストは、いったい何点だったのか」聞きたい要点でしょうが、
子どもの立場で「あまりよくなかったテストの点」は言いたいことの要点ではないでしょう。

相手=「子ども」の言いたいことの要点確認をすることが確認型応答ですから、
「ところで、何点だったの?」は、親の言いたいこと=つまり【反応型応答】になります。

「テストの点」以外にも、
「最近太ってしまって」と話す人の「体重」や「何キロ太ったのか」を確認したり、
「年のせいかしら」と話す人の「年齢」確認は、
発言者の言いたいことの要点ではないため、反応型応答です。
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by 1taisetu | 2010-08-30 12:09 | 相手の言いたいことは?
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