何を声にして届けるか

新年会の帰り、
22:11発、下り列車に乗車しようと郡山駅に駆け込みました。
「強風のため東北本線は上下線とも運転を見合わせております。
 再開の見込みはありません。 駅長」と電光掲示板と
ホワイトボードに書かれています。

23:13発、最終列車の発車時刻を過ぎると、
拡声器を手に出てきた駅員さんが、
「下り方面へのバスを用意しました。
 お客様の人数を確認したいので、2列に並んでください」

23:20 福島方面往きの乗客を乗せたバスが2台出発しました。
東北本線の各駅に停車していくのだろうと思っていました。

一番目の日和田駅から発車したすぐあと、
前の席のお坊さんが「おい、運転手。次はどこへ停まるんだ」と2度繰り返しました。
返事がありません。車内の空気が緊張してきました。

添乗している駅務員の携帯電話で話す声が聞こえてきます。
その声が止みました。
お坊さん 「おい、車掌。次はどこへ停まるんだ」
車掌さん 「次は五百川駅に停まります」
お坊さん 「(沈黙)」 ウンでもスンでも ありがとうでもありません。

けれど、車掌さんの態度はにわかに変わりました。
停車駅を発つたびに「次は○○に停まります」とか、
「道路が凍っているので、滑らないように注意してください」
「今~という連絡が入りました、調整していますので
 はっきりしたら皆さんにお知らせします」など、
アナウンスをしてくれるようになりました。

お陰様で、車内の空気から刺々しさがなくなりました。

強風でダイヤが乱れ、予定が狂ったのは、
乗客だけではなく、チャーターバスの運転手も
駅務員も想定外のことなのです。

加害者・被害者的な対立関係ではなく、
お互いご苦労さん・お疲れ様・気をつけてと声掛け合えるかどうかが
天災非常時に問われますね。

当たり前と思われることでも 
情報を共有することがとても大切だと確認できました。
無事運んでくださって、感謝します。
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by 1taisetu | 2007-01-08 01:10 | 報告
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